逆流性食道炎で悩む人にはコレ!胆汁配合の漢方薬【オルスビー錠】に注目!
胸やけ、げっぷ、のどの違和感などの症状、それは「逆流性食道炎」かもしれません。
「逆流性食道炎」は胃酸や食べたものが逆流して食道に炎症を起こす疾患です。
ストレスの多い現代社会、食生活の欧米化なども一要因になり、逆流性食道炎の患者の数は近年増加傾向に。
逆流性食道炎は他の大きな病気が隠れている可能性があり、食道がんの発生リスクとなることもあります。
ちょっと胃の調子が悪いだけ・・・
・・・このように逆流性食道炎を甘く見る方はとても多いです
病院に行くほどじゃないんです…
忙しくて病院に行く時間がない、という方もおられるのですが、逆流性食道炎は医師の診察と管理のもとで、通院で治療するのがベストです。
しかし、市販の医薬品の中にも「逆流性食道炎」の適用があるお薬があるのをご存じですか?
この記事では、逆流性食道炎にお悩みのみなさんに役立つ市販薬の情報、処方薬との違い、使用の注意点などについて詳しく解説します。
目次
カテイ堂@宮崎ニシタチのプロフィール
・宮崎市最大の歓楽街「西橘通(通称ニシタチ)」にある創業66年の薬屋
・生まれも育ちもニシタチの三代目店主が毎晩深夜2時まで元気に営業中
・お酒を楽しみたい人や夜職のみなさんの健康を長年支えています
胃もたれだけじゃない、逆流性食道炎の症状
胃酸や食べたモノが逆流して食道が酸で傷つき、炎症を起こす「逆流性食道炎」。
実は人によってさまざまな症状があります。
逆流性食道炎の主な症状
- 胸やけ…みぞおちから胸にかけて熱く感じる
- 食道への逆流感…苦みや酸っぱさを感じる
- 胸が痛い…ちくちくと痛い、むかむかする
- ゲップ…すっぱい胃酸が口の中にこみあげてきたり、ゲップが頻繁に起きたりする
- 声のかすれ…声がかすれたり、高い声が出しにくくなる
- せきが出る…気管支炎のような症状が続き、急な咳き込みが頻繁に起きる。就寝中に咳が多く出て、睡眠の質が下がる
- のどの違和感…のどの痛みや締めつけられるような違和感がある。食べ物を飲み込みづらく感じる
最近調子がよくないな、自分もそうかもしれない、と思ったら「逆流性食道炎」を疑ってみてください。
「逆流性食道炎」の原因は?気を付けるべき点は?
私たちが何かを「食べる」と、通り道にある筋肉が運動して、食べ物を胃に向かって運びます。この筋肉が緩むことで、胃から食道へ、本来とは反対方向への逆流が起こります。
原因はさまざまですが、生活習慣の見直しで、症状が改善することもあります。
薬を服用する場合でもまずは正しい食生活で、リスクを減らしましょう。
まずは生活習慣を改善すべし
すべての人に等しく訪れる加齢は致し方ありませんが、
加齢以外に心当たりの点があれば1つでも減らして、少しでも逆流性食道炎のつらい症状を改善させましょう。
逆流性食道炎の原因と対策
- 加齢…食べ物を胃に運ぶ下部食道括約筋がゆるむ
- 食べ過ぎ・早食い…急激に胃をふくらませて過度に負担をかけます。よく噛んでゆっくり食べましょう。
- 食後すぐに横になる・寝る習慣がある…より逆流しやすくなります。食後2~3時間は横になることを避けて、就寝前3時間は食べないように。
- 衣服による腹部の締め付け、前屈みの作業…お腹に圧力をかけてしまいます。ベルトで締め付けることを避け、姿勢をよくしましょう。
- 高脂肪食・アルコール・炭酸飲料…胃に負担が大きいので、できるだけ控えめに。
- 喫煙…当然に全身に悪影響です
- ストレス…食道粘膜が知覚過敏となり少しの逆流でも痛みが出ます。
逆流性食道炎の治療に使う内服薬
逆流性食道炎の治療に使われる内服薬にはいくつかの種類があります。
病院で処方される薬、近くのドラッグストアでも買える薬をそれぞれ見ていきましょう。
処方薬
一般に市販されていないお薬で、医師による診察を受けて処方してもらうお薬です。
プロトンポンプ阻害薬(PPI)
逆流性食道炎の治療にはまず「胃酸を抑える」ことが必要です。
現在、医師が第一選択薬として使うのは「プロトンポンプ阻害薬(PPI)」というお薬です。
比較的新しい薬で、他の種類の胃薬と比べて、胃酸の分泌を強力に抑制します。
1回の服用で長く効き、強い薬理作用でしっかりと症状を抑えることができます。
ただしPPIは市販されていない処方薬のためドラッグストア等で購入はできません。
市販薬
町のドラッグストアで売っている一般医薬品。医師の処方箋は不要です。
第1類~第3類医薬品と区分がありリスクによって分類されています。
第1類医薬品を購入する場合は薬剤師による対面販売で、服薬指導などが必須です。
H2ブロッカー薬「ガスター10」
商品名「ガスター10」で販売されているお薬です。
有効成分ファモチジンが配合された「ガスター10」は、元々、医療用医薬品として病院やクリニックなどの医療機関で用いられていました。1997年からスイッチOTCとなり、市販薬としてドラッグストアなどでも販売されるようになりました。
強力な制酸作用があるガスター10は現在「第1類医薬品」に指定されているため、薬剤師による対面販売が義務付けられています。
ガスター10は即効性に優れており、胃酸の過剰分泌を原因とする各種の不快感や、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、逆流性食道炎による症状を素早く緩和します。
前述のプロトンポンプ阻害薬(PPI)には及びませんが、「H2ブロッカー」は市販薬の中では最も強力な最も強力な作用が期待できる制酸剤です。
ガスター10の製品情報
製造販売元 | 第一三共ヘルスケア |
区分 | 第1類医薬品(薬剤師による対面販売) |
効果・効能 | 胃痛、もたれ、胸やけ、むかつき |
用法・用量 | 胃痛、もたれ、胸やけ、むかつきの症状があらわれた時 次の量を、水又はお湯で服用して下さい |
15歳以上~80歳未満 | 1回1錠 1日2回まで |
15歳未満・80歳以上の方 | 服用しないでください |
オルスビー錠
カテイ堂のおすすめは、漢方薬の老舗メーカー剤盛堂製薬の「オルスビー錠」です。
「オルスビー錠」は漢方薬でありながら錠剤タイプで飲みやすい点もポイントです。
こちらは第3類医薬品に分類されているため、薬剤師の服薬指導はなく、薬剤師不在で購入できないという制限もありません。
カテイ堂ではいつでもご購入が可能です。
オルスビー錠は、生薬の特性を生かした生薬製剤で、消化不良・食べ過ぎ・胃もたれなどの症状を改善するために考え出された胆汁配合胃腸薬です。
オルスビー錠に入っている胆汁とは?
胆汁とは、人の肝臓で作られる消化液の一つで、脂肪を消化する作用をもちます。
胆汁は、肝臓と十二指腸をつなぐ管の途中にある「胆のう」と呼ばれる臓器で濃縮して貯えられます。胆のうで貯えられた胆汁は、管を通って十二指腸に流れ、そこで脂肪の消化を行います。
「オルスビー錠」に配合されている胆汁とは「牛胆(ギュウタン)」で、牛の胆汁を乾燥させたもので、昔から漢方の生薬として用いられてきました。
胆汁に含まれる成分のひとつ胆汁酸は水に不溶性の脂肪や脂溶性ビタミンなどを乳化させ、酵素作用を活性化させる作用があります。
また、動物の胆嚢および胆汁には抗菌作用、利胆作用、鎮咳作用、鎮痙・止痛作用などのあることが知られています。
逆流性食道炎治療薬として特許をとった製品
「オルスビー錠」を製造した剤盛堂製薬は、この牛胆の特徴を活かして【逆流性食道炎治療薬】としての特許を取得しました。
胃酸の逆流を鎮め、食道の炎症を抑える作用が「牛胆」にあることをつきとめ、牛胆の働きで胸やけ、胃酸過多、胃もたれ等を伴う逆流性食道炎の状態を改善する効果が期待出来ると発表しています。
この牛胆はこれまで、消化作用を期待して胃腸薬等に配合されてきた生薬ですが、剤盛堂製薬の実験により、牛胆は胃酸の逆流を鎮める作用が高いことも新たに判り、そこに新規性があるものとして本特許が認められました。
オルスビー錠の製品情報
容量・価格 | 36錠入り 990円(税込) |
区分 | 第3類医薬品 |
効能・効果 | 消化促進、消化不良、食欲不振、食べ過ぎ、 胃もたれ、胸つかえ、消化不良による胃部・腹部膨満感 |
構成成分 | ギュウタン…胆汁の分泌を促進させて消化吸収を盛んにし、 胃腸の働きを活発にします。 ケイヒ・カンゾウ・ショウキョウ…胃腸の機能を調節するように働きます |
用法・用量 | 食間(食後2~3時間)にコップ半分以上のぬるま湯で服用 |
15歳以上 | 1回2錠 1日3回 |
15歳未満 | 服用しないこと |
注意点やリスクについて
プロトンポンプ阻害薬(PPI)の注意点
前述したプロトンポンプ阻害薬(PPI)は医師の診察なしでは処方されないお薬です。
そのため、当然医師の診断の元で、検査や治療をを含めた服薬となります。
重症の方は、市販の薬でごまかさず、ぜひ診察を受けることをおすすめします。
ガスター10の注意点
H2ブロッカーの「ガスター10」は市販薬ですが、かなり強い制酸剤です。
強力な作用で胃痛や不快感を抑え込むため、漫然と長期の服用することは推奨されません。胃がんや難治性胃潰瘍を見落とす可能性もあるためです。
また高齢の方ではガスター10の長期服用による認知機能低下のリスクもあるとされるため、医師や薬剤師の監督下での服用が原則です。
オルスビー錠の注意点
オルスビー錠は手軽に入手できるお薬ですが、医薬品であることからリスクはゼロではありません。
長引く症状は、重大な疾患が隠されている可能性があります。
2週間を目安に服用して症状が改善されないようであれば、速やかに医師・薬剤師・登録販売者へ相談してください。
まとめ
「胸やけ」「げっぷ」「胸の痛み」「のどの違和感」などの症状がある逆流性食道炎は増加傾向にある疾患です。
まずは生活習慣の改善が大切です。
特に手を付けやすい、「早食い、高脂肪食、アルコール、炭酸飲料、喫煙」は何をおいても控えましょう。
治療にはお薬を飲んで、症状を緩和させることもできます。
医師の処方薬である「プロトンポンプ阻害薬(PPI)」はたいへん強力なお薬です。
重症と感じたら、病院やクリニックをの受診がいいでしょう。
なかなか通院の時間が取れない、診察に行くまでもない、という方には市販のお薬もありますので、薬剤師や登録販売者に相談してください。
H2ブロッカー薬「ガスター10」も強い制酸剤として、過剰な胃酸の分泌を抑え、症状を改善する効果が見込まれます。
「オルスビー錠」は牛の胆汁である「牛胆(ギュウタン)」が持つ生薬効果が消化作用、胃酸の逆流を鎮め、食道の炎症を抑える作用で逆流性食道炎を治療します。
まず漢方薬から試してみたい、という方は「オルスビー錠」がおすすめです。
市販薬は比較的副作用のリスクが低いとされますが、まったくゼロではないということをご理解いただき、正しく服用をしてください。
オルスビー錠のお求めは宮崎ニシタチの「くすりのカテイ堂」へ。
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