【漢方小ばなし】ひえつき節と山椒のハナシ

♪庭のさんしゅうの木 鳴る鈴かけてヨーホイ 鈴の鳴る時ゃ 出ておじゃれヨー
平家の落武者(那須の大八)と鶴富姫の悲恋を切々と謳ったこの「ひえつき節」
うちの父は歌が上手く、お酒が入るとこの民謡をたからかに歌ってました。
わたし、幼い時分、「サンシュウとは何ぞや」「木」と言うからには「木」なんでしょうが、だからといって深く掘り下げもせず、スルーしてました。
「サンショは小粒でもピリリと辛い」あの山椒です。
薬用に使用する山椒は粒がなるだけ大きく赤味のあるモノがいいそうです。
薬効は「芳香性健胃薬」ですが、「シャックリ」を止める力もあり、
「虫下し」の用途もあるそうで、「へーーー」です。
まぁ、好みは別として、うちの母親は「鰻」に山椒を結構振りかけて食していました。
健胃薬ですからね。