【漢方小ばなし】お屠蘇のハナシ④

ずいぶん前、そのころハナの女子大生だった舎妹のりえぞーと年末京都旅行に行きました。大晦日に行った「をけら詣り」。
「をけら参り」をご存知でしょうか。八阪神社で大晦日に執り行われる行事です。
除夜の鐘が鳴り終わった頃、夜を徹してをけら火がたかれます。それを火縄(吉兆縄)に点し、火を消さぬようにクルクル回しながら家に持ち帰ります。
その火で(昔はおくどさん)お雑煮を炊いたりします。無病息災の願いを込めて。
私たちは旅行者でしたが、火縄を買ってクルクル回しながら四条通り南座まで歩き、隣接する蕎麦屋でにしんそばを食べました。この日四条通はびっしりと人人人。
四条通りがホコ天になるため、本当にびっしり隙間なく人でした。
ところでをけら参りの「をけら」、これは漢字では「朮」とかきます。立派な生薬です。そしてお屠蘇の成分の一つです。効能は健胃と整腸。
ほんっと、お屠蘇って素晴らしい!!